☆迷走記☆

サラリーマンぽい人のランニング系雑記ブログ。雑記というか迷走しています。

★究極の1週間ダイエット? 日本アルプス超え!

ダイエットといえば運動ですよね。ダイエット目的でランニングをされている方も多いかと思います。

 

さて、たくさん走れば痩せるとしたら、日本海の海岸から太平洋の海岸まで、しかも日本アルプス超えで走破したら、一気に痩せますかね?

 

去年開催された2014年のトランスジャパンアルプスレースTJAR)の参加者に協力してもらって、それを確かめた研究論文が公開されました。

 

トランスジャパンアルプスレース(TJAR)とは?

2年に一度開催されている、日本海から日本アルプスを縦走して太平洋までの415kmを走破するレースです。


2012年のレースはNHKでも放送されたのでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。*1

NHKスペシャル「激走!日本アルプス大縦断」

 

 

研究の概要

TJARに参加された26名の身長、体重、体脂肪率、各部位の皮下脂肪の厚さなどを計測して、完走組とリタイヤ組の2つの群で比較・考察されています。

 

完走者の平均タイムは7日と3時間2分という事です。

これで激痩せするなら、究極の1週間ダイエットになりますね。


究極のダイエットになるか?調査結果

さて、1週間で日本アルプスを縦走するという体力の極限に挑む運動の結果はどうだったのでしょうか。

 

結果は驚くべき事に、体重は変わりませんでした!

 

体脂肪率、皮下脂肪の厚さは有意な減少が見られたとの事ですが、体重は減らなかったそうです。

一方、体内の水分量は増えたそうです。

これが体重が減らなかった原因のようです。

 

本研究の詳細か書かれている論文はPDFで読むことができます。

早期公開という事のようです。

鹿屋体育大学の山本正嘉先生のグループが選手を計測した結果をもとにまとめた論文が、

『体育学研究』という学術誌に掲載されることが決まり、現在早期公開されています。

TJARに関する論文発表 | お知らせ | トランスジャパンアルプスレース 2014 http://www.tjar.jp/ より)

 

論文のPDFはこちらになります。

415 km ウルトラマウンテンランニングレース参加者の形態,身体組成の特性およびレース前後における皮下脂肪厚の変化

 

人の身体は恒常性が基本にあります。おかげで体温にしろ心拍数にしろ乱高下せずに一定に保ってくれます。

さすがTJARに参加できる選手の方々は身体は賢いということなのでしょうか。

エネルギー源の脂肪が減ったなら、ちょうどいい体重の範囲で別途必要な水分を貯めてくれるのですね。

 

なんにせよ、ダイエットの為に日本アルプスを縦走するのは得策ではなさそうです。

 

さいごに

2014年のレースはTwitter等でウォッチしていました。選手たちの食事の風景の写真もアップされたりしていました。

 

私が今回の研究論文を読んで驚いたのは、あんなにカレーを食べていたのにして太らないんだ!という事です。しかも脂肪が減ってるし!!

 

いや本当にTwitterでウォッチしてた時にはカレーばっかり食べてるみたいな印象だったのです。*2

しかも量も多かったように覚えています。

あれを食べて動けるんだろうか?やっぱりTJARに出られる人たちは違うな、と思ったのを覚えています。^^;

 

まあ、川内選手もレース前日はカレーを食べるそうですし、持久系運動とカレーは実はとても相性がいいのかもしれません。

 

こちらからは以上になります。

 


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【関連】

2012年のレースのDVDです。

2012年のレースは書籍も出ています。 TVを観た方も楽しめそうです。

テレビでは見られなかった秘蔵エピソードや追加取材を加えた、驚愕ノンフィクション! 

Amazonの商品説明より)

 

*1:限界を超えた選手が道路の端にしゃがみこんで何かと話しをしているシーンが印象に残っているす。その後その選手は結局ゴールされたように記憶しています。

*2:山小屋とかで食べてらしたように思います。

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